Category : 肥満が引き起こす災難

肥満で死に至ることも!?~生活習慣病の恐怖

肥満でもっとも怖いのは、生活習慣病にかかりやすくなってしまうことです。日本人の死因トップ3を占める「がん・脳卒中・心臓病」は、いずれも生活習慣病ですので、最悪の場合は命の危険もあるということをぜひ心得ておきましょう。

肥満を放置すると、いずれ心筋梗塞につながることも!

高血圧、糖尿病、脂質異常症…生活習慣病にはさまざまなものがありますが、これらすべての原因になり得るのが肥満です。そもそも肥満自体が、生活習慣病の1つともいえるかもしれません。

肥満の中でも、特にお腹まわりに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」は、生活習慣病の重大なリスク要因であることが分かっています。いわゆるメタボ体型です。

日本では、腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上の場合に内臓脂肪型肥満を疑うことになっています。これは世界から見るとやや厳しい基準なのですが、もともと痩せ型が多かった日本人の場合は、これくらいを目安にしたほうがいいようです。

もちろん皮膚の下に脂肪がつく「皮下脂肪型肥満」も良くないのですが、内臓の周りについた脂肪は特に、生活習慣病を促進する「アディポサイトカイン」という物質を作り出します。 これによって血圧の上昇や、糖代謝の異常、動脈硬化などが起こりやすくなるのです。 その結果、命を落とす危険性もある脳卒中や、心筋梗塞などにつながる可能性も考えられます。たかが肥満と思って放置すると、いずれ大変なことになるかもしれませんよ。

内臓脂肪は、つきやすいけれど落ちやすい!

内臓脂肪型肥満は、どちらかというと女性よりも男性のほうに多く見られます。最近では乱れた食生活や運動不足のせいで、20~30代で立派なメタボ体型になってしまっている男性も増えているようです。

ただし内臓脂肪は幸いなことに、皮下脂肪よりも代謝がいいため、落としやすいというメリットがあります。実際、ダイエットを始めたらまず先にウエスト周りのお肉が減った、という経験のある人も多いのではないでしょうか? 普段の食生活を見直し、暴飲暴食を控えると同時に、適度な運動を取り入れましょう。これだけでもウエスト周りがスッキリする人が多いはずです。

メタボ体型ではない「隠れ肥満」の人もいる!

ちなみに、内臓脂肪は一見太っていない人にもたまっていることがあります。腹囲はあくまで基準であり、実際はCTスキャンなどをすると内臓周りにたっぷりと脂肪がついている人もいるようです。

正確に調べるためにはCTが一番いいのですが、それ以前に血液検査である程度の状態が分かります。血糖値やコレステロール値、中性脂肪の値に異常がある場合は、見た目に関わらず内臓脂肪がついている可能性が大です。

生活習慣病は、一度本格的にかかってしまうと、治すのが非常に難しくなります。ですから「血液検査の数値がやや高い」という状態で対策をすることが大切なのです。 将来苦労しないためにも、ぜひ今から生活の見直しをしていきましょう。

Recommend